西大浦漁港

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舞鶴湾の東口、大浦半島の付け根から穏やかな湾内へと続く「西大浦(にしおおうら)漁港」。ここは字大丹生(おおにゅう)と字千歳(ちとせ)の2地区にまたがる港で、約5000〜6000年前の縄文人が日本海の大海原へと漕ぎ出した「日本最大級の丸木舟」が出土した、東アジア交流の歴史を象徴する聖地です。釣り人にとっては、足元から水深20m以上に達する急深な地形と、クレインブリッジを介した利便性の良さが魅力。2026年の最新釣果では、冬場のアジやサワラの回遊に加え、尺超えの「年無しチヌ」や「高級魚アコウ」の実績で沸き立っています。縄文の航海士たちが愛した入り江で、現代のライトゲームを楽しむ。西大浦漁港の深い歴史と最新攻略法を徹底解説します。

西大浦漁港の基本スペック・施設情報

西大浦漁港は、舞鶴市が管理する第1種漁港です 。1952年(昭和27年)2月29日に漁港指定を受け、京都府漁業協同組合舞鶴支所の管轄下にあります [5, 6, 7]。主な陸揚魚種はイワシ、サワラ、アジ類であり、舞鶴湾の深部まで豊かな魚群が進入していることを裏付けています [5, 6]。かつては交通が不便なエリアでしたが、舞鶴発電所の建設に伴う関連道路(2車線)の整備と舞鶴クレインブリッジの開通により、現在は車横付けで竿を出せる利便性の高い釣り場としても知られています 。

漁港名 西大浦漁港(にしおおうらぎょこう)
漁港種類 第1種漁港(管理者:舞鶴市) [1, 6]
所在地 京都府舞鶴市字大丹生、字千歳地内 [5, 7]
主なターゲット アオリイカ、コウイカ、チヌ、アジ、サワラ、アコウ(キジハタ)、アイナメ
駐車場 あり(道路沿いの路肩スペースや親海公園駐車場を利用。漁港内は駐車禁止)
トイレ あり(隣接する舞鶴親海公園内の設備を利用可能。非常に清潔です)
アクセス 舞鶴東ICより車で約20分。舞鶴クレインブリッジを渡ってすぐ。

地形と潮回り:海峡状の地形が産む「激流と深淵」

海底地形は、湾口が狭まった「海峡状」になっており、潮通しが極めて良いのが特徴です 。大潮のタイミングでは25号のオモリが流されるほどの速い潮流が発生し、常に新鮮な海水とプランクトンが供給されています。特筆すべきは足元からの水深で、少し投げるだけで20mを超える深場に到達するポイントが各所に存在します 。

2026年1月2日(大潮)の最新データによれば、最大爆釣指数(BI)は7.7をマーク。底質は砂泥底をベースに、所々に沈み根やワカメの群落が形成されており、これがアコウやメバルの絶好のストラクチャー(隠れ家)となっています 。ただし、遠投しすぎると砂泥底に潜む「ウミケムシ」の猛攻に遭う傾向があるため、2色(約50m)付近のカケアガリをタイトに狙うのが攻略のセオリーです 。

西大浦漁港・詳細ポイント攻略ガイド:2026年最新版

① 大丹生・道路沿い護岸(車横付け・チヌ&アジ)

西大浦で最も人気のある、発電所関連道路沿いのエリアです。以前の狭隘な旧道から2車線に拡幅された際、護岸が整備され、路肩から直接竿を出せるようになりました 。2025年秋から冬にかけては、夜釣りでの「年無しチヌ」の報告が相次いでおり、アジングでは20cm級のアジがコンスタントに釣れています 。

② 千歳トンネル付け根・波止(エギング&アコウ)

エギングファンに絶大な人気を誇る1級ポイントです [8]。水深があり、秋にはアオリイカの新子が、冬にはコウイカが狙えます。2026年1月の釣行レポートでは、サビキで掛かったアジに高級魚アコウ(キジハタ)が食いつくほどの活性の高さが確認されており、泳がせ釣りでの大物狙いも非常に有望です 。

③ 親海公園・釣り桟橋(完全ファミリー対応)

西大浦漁港に隣接する、舞鶴で最も有名な管理型釣り場です 。安全な柵が設置されており、小さなお子様連れでも安心して楽しめます。2025年の記録では、サビキ釣りでアジ、サバ、イワシが爆釣し、1日で100匹以上の釣果を上げるグループも珍しくありませんでした 。

浦入遺跡の記憶|5000年前の航海士たちの母港

西大浦漁港の周辺は、日本における海洋文化の黎明期を今に伝える、歴史的に極めて重要なエリアです。

日本最大級の縄文丸木舟の発見

1998年(平成10年)、字千歳の浦入(うらにゅう)遺跡から、約5300年前(縄文時代前期後半)の丸木舟が出土しました 。推定全長約8mにおよぶこの舟は、外洋航海が可能な構造をしており、当時の縄文人が舞鶴を拠点に北陸や山陰、さらには朝鮮半島や大陸とまで交流していたことを示す第一級の歴史資料です 。現在、この舟は「舞鶴赤れんがパーク」内で保存・公開されており、海とともに歩んできた舞鶴のアイデンティティを象徴しています 。

和同開珎と古代の地鎮祭

浦入遺跡からは、奈良から平安時代の地層より日本最古の流通貨幣「和同開珎」も出土しています 。これは当時、地域の守護や繁栄を願う地鎮祭に使用されたと考えられており、古来よりこの入り江が人、物、富が集まる重要な物流の結節点であったことを物語っています 。

2026年 西大浦漁港の最新ニュースとトピックス

2025年から2026年にかけて、西大浦エリアでは海と共生する地域の活力が各メディアで紹介されています。

  • 【2025年7月】大浦・海辺の生き物観察会: 7月23日に実施。地元の子供たちが漁港周辺の「魚付き林」と浅瀬の生態系を学び、豊かな環境を守る大切さを再認識しました 。
  • 【2025年12月】特選「京鰆(きょうさわら)」シーズン開幕: 12月12日、西大浦も主要な漁場となるサワラのブランド出荷がスタート。2026年1月現在、アングラーの間でも「サワラ・タチウオ」の好釣果が話題となっています 。
  • 【最新】1月 舞鶴フリートフェスタ連携: 冬の観光企画として、海上自衛隊の艦艇公開と合わせた「大浦半島グルメ巡り」が実施。西大浦周辺の飲食店でも賑わいが見られました 。

施設情報と「海の京都」絶品ランチ

西大浦での釣行をより充実させる、周辺の注目スポットとグルメ情報です。

  • レストラン海望亭(親海公園内): 舞鶴湾を一望できる絶景レストラン。海上自衛隊「掃海艇あいしま」直伝の海老カレーは、2026年も必食の人気メニューです 。
  • エムズデリ: 親海公園内にあるカフェレストラン。護衛艦やクルーズ船を眺めながら、地元の食材を活かした軽食やスイーツを楽しめます 。
  • 舞鶴港とれとれセンター: 漁港から車で15分ほど。舞鶴近海で獲れた「舞鶴かに」や「岩がき」をその場で調理して食べられる、日本海最大級の鮮魚マーケットです 。

安全設備とルール:2026年最新の海上安全基準

西大浦漁港を安全に楽しむために、以下のルールを遵守しましょう。

  • 漁港内(防波堤)は釣り禁止: 西大浦漁港内の堤防自体は釣り禁止措置が取られています 。釣行は道路脇の護岸や、隣接する親海公園の指定エリアで行ってください。
  • ライフジャケットの着用義務: 2022年2月より、小型船舶の甲板上では桜マーク付きライフジャケットの着用が完全義務化されました 。岸壁での釣りにおいても、不意の転落から命を守るため必ず着用してください。
  • 地震発生時の避難先確認: 1983年の日本海中部地震では、舞鶴市内で高潮・津波被害が発生しています 。揺れを感じたら、即座に標高の高い背後の山側へ避難してください 。

西大浦漁港を愛するアングラーの心得

縄文時代から続く豊かな海を未来へ繋ぐため、以下のマナーを厳守してください。

  • ゴミの完全回収: 道路沿いの釣り場では、ゴミが散乱しやすいため特に注意が必要です。仕掛けの切れ端やペットボトルは必ず持ち帰りましょう。
  • 漁業者・渡船利用者への配慮: 船着き場付近は漁師さんの作業場です。西田渡船などの営業船の邪魔にならないよう、作業中は適切な距離を保ってください 。
  • 路上駐車の禁止: 拡幅された2車線道路ですが、指定箇所以外の路上駐車は作業車両やバスの通行妨げとなります。必ず駐車可能スペースを利用しましょう 。
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