三津漁港

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徳島県鳴門市瀬戸町、紀伊水道と小鳴門海峡が交わる「潮の要衝」に位置する「三津(みつ)漁港」。ここは古代から「三つの港(津)」を意味する地名として知られ、万葉の時代から多くの船が潮待ちのために停泊した歴史深き海の玄関口です。釣り人にとっては、小鳴門海峡の複雑な潮流が運び込む「2kg超のアオリイカ」や「身の締まったハマチ・メジロ」の回遊が止まらない、県内屈指の激流ポイント。2026年1月、大型ヒラメの釣果報告で賑わう最新釣況から、昭和南海地震の激動の記録、そして「あそこ食堂」で供される伝統の鯛料理まで。鳴門の門を守る三津漁港の真髄を、圧倒的なボリュームでお届けします。

三津漁港の基本スペック・施設情報

三津漁港(三津港)は、鳴門市が管理する第1種漁港です 。大毛島と四国本土を隔てる小鳴門海峡の北端に位置し、播磨灘から紀伊水道へと抜ける潮流のメインルートに面しています。施設面では近年、落下防止ポールの設置などの安全改修が進められ、漁業と海洋レジャーの共存が図られている現代的な漁業拠点です。

漁港名 三津漁港(三津港)
漁港種類 第1種漁港(管理者:鳴門市)
所在地 徳島県鳴門市瀬戸町三津
主なターゲット アオリイカ、ハマチ、マダイ、スズキ、メバル、ヒラメ、カレイ
駐車場 あり(港内に無料駐車スペースあり。漁業車両の邪魔にならないよう注意) [17, 21]
トイレ あり(隣接する観光船発着所などの設備を利用可能) [17, 21]
アクセス 神戸淡路鳴門自動車道「鳴門IC」より車で約15分。

地形と海洋特性:小鳴門海峡の「門」が作り出す50mの深場

三津漁港を特徴づけるのは、小鳴門海峡の出口付近に広がる急峻な海底地形です。港外側はわずか10分ほどのポイントで水深が50m〜100mにまで達するドロップオフを形成しており、これがブリやサワラといった大型青物を足元まで引き寄せる要因となっています [10, 17]。海底は砂泥底と岩礁がパッチ状に広がり、冬から春にかけては大型のカレイやヒラメが接岸する絶好の産卵場・育苗場となっています [4]。

2025-2026年の潮汐データによれば、三津周辺は小鳴門海峡への吸い込み潮が発生するタイミングで最も魚の活性が高まります。特に大潮の日には、激流が防波堤に当たることで巨大な「ヨレ」が発生し、そこにベイトであるトウゴロウイワシやキビナゴが貯留されるため、ショアジギングやプラッギングにおいて爆発的な釣果が期待できるのが特徴です [17]。

三津漁港・詳細ポイント攻略ガイド:2026年最新版

① 三津埠頭・北側先端(青物&アオリイカ)

三津漁港で最も潮通しが良く、実績も高いメインポイント。2025年10月にはここでアオリイカ狙いのエギングを展開したアングラーが、キロオーバーを連発させています [5]。2026年の注目ルアーは、激流の中でもしっかり水を掴む「ヤマシタ マリア エギ王K(カクテルオレンジ)」。秋から冬にかけては2kg超の個体も狙えるA級ポイントです。

② 防波堤内側・スロープ付近(ファミリー&カレイ)

足場が非常に良く、落下防止ポールも設置されているため、初心者やファミリーに最適。2026年1月11日のレポートでは、ここでじっくりボトムを探ったアングラーが良型のヒラメをキャッチしています 。春先には「カレイ釣り」のメッカとなり、35cm級のイシガレイやマカレイが狙えます。底が砂泥底のため、丁寧なズル引きが攻略の肝となります [4]。

③ 小鳴門海峡入り口・テトラ帯(メバル&シーバス)

ナイトゲームの激戦区。常夜灯の恩恵を受け、冬場はメバルのライズが頻繁に見られます。2025年12月には、ここで27cm級のタケノコメバルが報告されています 。ルアーは「ハヤブサ ジャックアイマキマキ 40g(ムコイチSPイエローII)」などのブレード系や、フロートリグを用いた広範囲の探りが2026年の最先端タクティクスです [5]。

「三津」の名の由来と水軍の記憶|松山城主・加藤嘉明の整備

三津漁港の周囲には、海上交通の要衝として栄えた往時の面影が色濃く残っています。

「三つの津(港)」の歴史

「三津(みつ)」という地名は、聖徳太子や舒明天皇らの宮廷人が伊予の湯への行幸の折に乗下船した港に由来する「御津(みつ)」説、あるいは近隣の三つの主要な港が統合された「三つの津」説など、諸説あります。万葉の時代から“みつ”と呼ばれ、海上交通の門として機能してきました [22, 23]。

加藤嘉明と水軍基地の整備(1603年〜)

小さな漁村であった三津の歴史が大きく変わったのは、慶長8年(1603年)。松山城を築城した加藤嘉明が、ここを水軍の根拠地として整備したのが始まりです。やがて船奉行が置かれ、参勤交代の御用船の基地となり、物資が集積する松山の外港として繁栄しました 。釣行の際、小鳴門海峡を行き来する船を眺めると、かつての水軍の威風を感じることができます。

2025-2026年 三津漁港の最新ニュースとトピックス

  • 【最新】2026年1月 ヒラメ好調: 1月中旬、埠頭周辺での飲ませ釣りやルアーで良型ヒラメの報告が相次ぎ、寒平目のシーズンを彩っています 。
  • 【2025年11月】105cmの「スギ」キャッチ: 11月9日、三津埠頭にてメーター超えのスギが釣り上げられ、鳴門エリアの豊かな魚影を全国に知らしめました 。
  • 【話題】「うずしおクルーズ」2026新ダイヤ: 隣接施設から発着する観潮船が、2026年の世界遺産登録を目指して増便。釣り客向けの特別優待なども検討されています [17, 21]。

周辺施設と鳴門・三津の絶品「鯛料理」

三津漁港周辺での釣行を完璧なものにする、歴史ある美食スポットです。

  • あそこ食堂: 三津から車ですぐ。昭和43年創業の名店。鳴門海峡の激流に揉まれた「天然鯛の塩焼き」や「わかめ麺」は、鳴門の食文化の結晶です [16, 15]。
  • 味処 あらし: 徳島駅から車で30分、三津からも至近。地元屈指の人気店で、分厚い刺身が自慢の「鳴門鯛刺身定食」(2,640円)は行列必至の価値があります 。
  • 鯛丸海月: 鳴門町漁協直送の新鮮な鯛を用いた「鯛丼」が人気。宿泊者以外も利用可能で、展望風呂とセットでのリフレッシュがアングラーの定番です 。

安全設備とルール:昭和南海地震の教訓と落下防止対策

  • 落下防止ポールの活用: 三津漁港には安全のためのポールが設置されていますが、激流エリアのためライフジャケットの着用は絶対です [17]。
  • 1946年「昭和南海地震」の記録: 昭和21年の地震では、鳴門市内各所で地盤の陥没や津波被害が発生しました [24, 25]。強い地震を感じたら、即座に荷物を置いて高台の「鳴門公園」方面へ避難してください [9]。
  • 特定水産動植物の規制: 2025-2026年も、あわび、なまこ、しらすうなぎの採捕は漁業法で厳格に禁止されています [19]。

三津漁港を愛するアングラーの心得

水軍が守り、歴史が紡がれたこの豊かな潮流を次世代へ。

  • ゴミの完全回収: 小鳴門海峡の美しい水質を守るため、ゴミの持ち帰りを徹底しましょう。特にプラスチック類は渦潮に乗って外洋へ拡散するため注意が必要です。
  • 漁師さんへの挨拶: 港は真珠養殖や沿岸漁業を営む地元の皆様の大切な仕事場です。作業の邪魔にならないよう距離を保ち、笑顔で挨拶を交わしましょう [17]。
  • 資源の循環: 鳴門鯛やハマチの小型個体は積極的にリリース。2026年以降も豊かな釣果を楽しめる海を共に守っていきましょう。
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