椿泊漁港

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徳島県阿南市椿泊町、紀伊水道に突き出した半島の最果てに、山と海に挟まれるように細長く伸びる「椿泊(つばきどまり)漁港」。ここは戦国・江戸時代に「阿波水軍」の大将・森氏が本拠を構え、徳島藩の参勤交代や海防を司った歴史の城下町です。陸路の難所であったがゆえに守られてきた手付かずの自然は、アングラーにとって「四国最後の楽園」。2026年1月には「釣〜リズムフェスティバル2026」の舞台となり、80cmオーバーのブリやキロアップのアオリイカが乱舞する、今まさに徳島で最もエキサイティングなフィールドとなっています。阿波水軍の末裔たちが守るこの港の誇りと、名物「椿泊のハモ」を育む豊かな潮。歴史の重厚さと最新のゲームフィッシングが融合する椿泊の真髄を、圧倒的ボリュームでお届けします。

椿泊漁港の基本スペック・施設情報

椿泊漁港は、徳島県が管理する第2種漁港です [1]。阿南市の南端、橘湾と紀伊水道を分かつ半島の南側に位置し、泊東、谷ノ浦、大深川、小吹川、蒲生田の5つの地区から構成される広大な港湾組織を誇ります [5]。古くから阿波国屈指の良港として知られ、海上交通の要衝として栄えてきました。現在は阿南中央漁業協同組合の管轄下にあり、一本釣り漁、海面養殖、そして全国的なブランドを誇るハモ漁が盛んです。令和6年度も岸壁修繕が進められており、最新の防災設備を備えた伝統の漁師町として維持されています [1]。

漁港名 椿泊漁港(つばきどまりぎょこう)
漁港種類 第2種漁港(管理者:徳島県) [1]
所在地 徳島県阿南市椿泊町
主なターゲット ハモ、マダイ、ブリ、ハマチ、アオリイカ、アジ、メバル、カサゴ
駐車場 あり(各地区に駐車スペースあり。漁船や作業車両の邪魔にならないよう注意)
トイレ あり(公共施設や近隣施設。事前に位置を確認しておくことを推奨)
アクセス 徳島自動車道「徳島IC」より車で約1時間15分。JR牟岐線「阿波橘駅」より車で約30分。

地形と潮流:阿波水軍が選んだ「最強の隠れ港」

椿泊漁港が他の港と決定的に異なるのは、その「圧倒的な静穏度」と「急深な外洋」の隣接性にあります。深い湾の最深部に位置するため、外海がどれほど荒れていても港内は鏡のように穏やかです。しかし、一歩港の外へ出れば紀伊水道の本流が激しく渦巻いており、この「静と動」のギャップが、ハモや大型マダイにとっての格好の生息域となっています。2025年の最新海洋工学データによれば、椿川河口付近の海底は深さ100mにおよぶ軟弱地盤(谷の沈降跡)を形成しており、これが巨大な魚礁としての役割を果たしています 。

潮回りについては、満潮時に外洋から押し込まれる新鮮な海水が、狭い湾口を抜ける際に加速され、プランクトンを爆発的に増殖させます。これがアジングにおける尺アジの爆釣や、エギングでのキロアップ・アオリイカの実績に直結しています。底質は砂地をベースに、山から続く急峻な岩礁が入り混じる構造で、2026年に向けても根魚の巨大化が予測されているホットスポットです。

椿泊漁港・詳細ポイント攻略ガイド:2025-2026年最新戦略

① 泊東・メイン堤防先端(ブリ&ショア真鯛)

椿泊で最も「夢」があるメインポイント。2025年12月30日の最新レポートでは、ショアジギングで82cmのブリがキャッチされています 。ヒットルアーは「ダイワ セットアッパー 125S-DR」のチャートバックカラー。朝まずめのイワシ接岸時を狙うのが勝利の鉄則です。また、夜間には遠投カゴ釣りで60cm級のマダイも狙える、「ショア真鯛」の聖地としても2026年に向けて注目を集めています。

② 港内護岸・車横付けエリア(ファミリーサビキ&アジング)

足場が完璧で、初心者や家族連れに最適なエリア。2026年1月のアジング調査では、1g以下の軽量ジグヘッドに「レインズ チビキャロスワンプ(クリア系)」を用いたメソッドで、15cm〜20cmのアジが安定してヒットしています 。常夜灯があるため夜間のアオリイカの魚影も濃く、3.0号の「ヤマシタ エギ王K 軍艦グリーン」を用いたスローな釣りが2025年冬の定番となっています。

③ 蒲生田岬側・地磯エリア(ヒラスズキ&アオリイカ)

本格派アングラーが挑む、夢のシャローエリア。太平洋の荒波が直接当たる地磯周辺では、サラシが出る条件下で「ジャンプライズ かっ飛び棒 130BR」等を用いたプラッギングにより、80cmを超えるヒラスズキの遭遇率が期待度最大(星5つ)となります 。また、秋のエギングでは「エギ王K3.5号 ボルカノロック」を用いたパワーエギングが2025年も高い実績を上げています。

阿波水軍の城下町と「松鶴城」|椿泊が刻む誇り

椿泊漁港の背後には、戦国時代から続く日本の海運と軍事を支えた豪傑たちの記憶が今も色濃く残っています。

森氏の本拠地・松鶴城の繁栄

天正13年(1585年)、阿波水軍を率いた森志摩守村春は、徳島藩主・蜂須賀家政からこの地を与えられ、土佐への押さえとして「松鶴城(しょうかくじょう)」を築城しました(現在の椿泊小学校付近) 。森一族は3,000石の知行地を持ち、朝鮮出兵や大坂の陣でも武功を挙げた勇猛果敢な一団でした。江戸時代には徳島藩の「海上方」として参勤交代の輸送を担当し、椿泊は水軍の家臣(舎人)たちが住まう格式高い城下町として賑わいました 。現在も狭い路地に密集する古い木造家屋の景観は、往時の面影を色濃く残しています。

八幡神社の由来と「椿」の伝説

椿泊の八幡神社には、80歳ほどの老人が椿の木で10cmほどの神像を刻んで立ち去ったという伝説があり、これが「椿」という地名の由来になったとされています 。陸路が断たれた「秘境」であり、かつては船でしか訪れることができなかったこの地が、現在釣りという形で開放されているのは歴史の妙と言えるでしょう。釣行の合間に歴史ある家並みを散策すると、かつての水軍たちが海上安全を祈った敬虔な空気を感じることができます。

2025-2026年 椿泊漁港の最新ニュースとトピックス

2025年、椿泊は釣りイベントとブランド食材の発信で最高潮の盛り上がりを見せています。

  • 【2026年1月11日】釣〜リズムフェスティバル2026: 阿南・海部地域を挙げた大規模釣りイベントが開催 。牟岐大島でのグレ釣り大会と連動し、椿泊周辺でも釣り文化の発信が行われ、音楽花火が港の夜空を彩りました。
  • 【2025年3月】椿自然園「椿まつり」: 3月1日から20日まで開催 。700種類3000本の椿が咲き誇り、釣行の合間に訪れる観光客で賑わいました。
  • 【話題】「椿泊のハモ」復活と六次産業化: 2025年、地元漁協による高度な資源管理により、上質なハモが安定して水揚げ。関西圏の料亭からの引き合いも強く、地域経済の柱となっています 。

「水軍の街」の絶品ハモ料理と椿自然園

椿泊漁港での釣行を忘れられないものにするなら、周辺の「極上の味」を堪能しましょう。

  • 椿自然園: 橘湾を一望できる展望レストランを併設。2025年度も「ハモ♪大満足プラン」が人気で、地元椿泊のブランドハモを鍋、刺身、天ぷらで堪能できます 。宿泊プランは1泊2食付き8,500円〜とリーズナブル。
  • アワビ満喫プラン: 2月下旬のアワビ漁解禁に合わせ、新鮮なアワビの刺身や踊り焼きが楽しめるプランが登場。2025年も「これを目当てに来た」というアングラーが絶えません 。
  • お食事処 味政(宍喰エリア): 少し足を伸ばせば、1,800円前後の「海鮮丼」が楽しめる名店も。椿泊周辺で獲れたばかりのアジやマダイが溢れんばかりに乗っています [6]。

安全設備とルール:1.2mの地盤沈下を忘れるな

椿泊漁港は穏やかな反面、自然の威厳を持っています。以下のルールを厳守しましょう。

  • 強い揺れを感じたら即時避難: 昭和南海地震の教訓によれば、このエリアは大規模な地盤沈下が発生した歴史があります 。強い揺れを感じたら、即座に周辺の高台(八幡神社周辺や椿自然園方面など)へ避難してください 。
  • 漁業作業への最大敬意: 椿泊の漁師さんは伝統を重んじる方々です。網の整理や船の入出港時は速やかに場所を空け、笑顔で挨拶を交わしましょう。
  • ライフジャケットの100%着用: 2026年も徳島県内では安全啓発を強化。急深なエリアでの落水は命に関わるため、自己防衛の装備を徹底してください。

椿泊漁港を愛するアングラーの心得

阿波水軍が守り抜いたこの秘境を未来へ残すため、以下のマナーを遵守してください。

  • ゴミの完全回収: 伝統の街並みを汚す行為は許されません。ラインの切れ端一つ残さない美徳を持ちましょう。マナー違反は釣り場閉鎖に直結します。
  • 騒音の徹底抑制: 椿泊は家々が密集した静かな集落です。深夜・早朝の車のドアの開閉音や大きな話し声には細心の注意を払ってください。
  • 資源保護: 30cm以下のマダイやイシダイ、根魚のリリースの徹底を。2026年も豊かな海を維持するため、釣り人の良識が試されています。
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