上瀬漁港

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福井県大飯郡高浜町、内浦湾の北端に突き出した「正面崎(しょうめんざき)」の付け根に位置する「上瀬(うわせ)漁港」。ここは、日本海特有の厳しい北西風が吹く冬場でも、半島という天然の盾によって穏やかな海況が保たれる、まさにアングラーにとっての「シェルター」のような港です。1983年の日本海中部地震で住宅83戸が被害を受けた歴史を乗り越え、現在は厳格なルールと地域のホスピタリティが共存する、質の高い海洋レクリエーションの拠点となっています。巨大アコウの潜む岩礁帯から、2025年最新の夜間規制ルール、そして隣接する「UMIKARA」のグルメまで。知る人ぞ知る名港・上瀬の全てを解き明かします。

上瀬漁港の基本スペック・施設情報

上瀬漁港は、高浜町が管理する第1種漁港です。小規模ながらも、内浦湾の入り口に位置するため潮通しが極めて良く、家族連れからベテランまでを満足させる魚影の濃さを誇ります。2025年現在、駐車場は1日500円(状況により1,000円)で提供されており、地域の維持管理に役立てられています。

漁港名 上瀬漁港(うわせぎょこう)
漁港種類 第1種漁港(管理者:高浜町)
所在地 福井県大飯郡高浜町上瀬
主なターゲット アコウ(キジハタ)、グレ、サヨリ、マダイ、アオリイカ、サワラ、マゴチ
駐車場 あり(1日500円〜1,000円。清掃協力金として機能)
トイレ あり(女性や子供連れでも安心して利用可能です)
アクセス 舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」より車で約30分。国道27号から府道772・県道21号経由。

地形と特徴:正面崎が作る「鏡のような静穏域」

上瀬漁港の最大の特徴は、何と言ってもその「地形」にあります。南から西に面した入り江は、北西の季節風(あなじ)を完全にシャットアウト。冬の荒れた日本海において、鏡のように穏やかな水面で竿を出せる場所は、上瀬を置いて他にありません。海底は砂地と岩礁が入り混じり、足元付近でも十分な水深を確保しています。

2025年の海況データによれば、内浦湾の入り口にあたるこのエリアはプランクトンの流入が安定しており、特に夜間はアコウやガシラといった根魚の活性が急上昇します。2026年に向けては、よりライトな「ジグ単」を用いたアジングにおいても、尺超えの期待値が高まると予測されています。

上瀬漁港・詳細ポイント攻略ガイド:2025年最新版

① メイン波止・先端エリア(マダイ&チヌ)

ここは本格派アングラーが集う特等席。堤防から40〜60mの遠投を行うことで、水深のある砂泥底を回遊する良型のマダイやチヌが狙えます。2025年の最新レポートでは、秋口に70cmオーバーのマゴチがキャッチされるなど、投げ釣りのポテンシャルも極めて高いことが証明されています。餌には「青イソメ」の房掛けや「マムシ」が有効です。

② 堤防外側・テトラ帯(アコウ&グレ)

根魚好きには堪らないポイント。2025年夏、エビ撒き釣りや「根魚玉」を用いたルアーゲームで、30cmオーバーのアコウ(キジハタ)が連続ヒットしています。また、6月と秋〜冬にかけてはグレの好機。エサ取りのスズメダイが多いときは、2025年のトレンドである「紀州釣り」でダンゴを投げ、底をダイレクトに狙うのが上瀬流の攻略法です。

③ 港内護岸・駐車場前(サヨリ&ファミリー)

足場が非常に良く、のんびりと釣りを楽しめるエリア。冬場にはサヨリの回遊が始まり、専用の「サヨリ仕掛け」を用いた表層引きで数釣りが楽しめます。2025年末には30cm級の「サンマ級」も記録されており、冬の美味しいお土産確保には欠かせないポイントです。

1983年の教訓を力に|上瀬が歩んだ復興と共生の道のり

上瀬漁港の穏やかな風景の裏には、自然の脅威と向き合ってきた地域の強靭な精神が隠されています。

1983年日本海中部地震の直撃

昭和58年(1983年)5月26日、日本海中部地震が発生。上瀬を含む内浦地区には高さ数メートルの津波が押し寄せ、住宅83戸が損壊するという甚大な被害をもたらしました。当時の住民は、津波来襲前の不気味な潮の引きや特異な風を経験。この凄惨な記憶が、現在の「揺れたら即避難」という上瀬の鉄の規律を生みました。

地域共生のモデル:22時門限ルール

漁港を未来へ残すため、上瀬には独自のルールが存在します。2025年現在、**「22時〜翌5時までは釣りと車両の出入り禁止」**という厳格な門限が敷かれています。これは深夜の騒音や不法投棄から住民の生活を守るためのものであり、アングラーはこのマナーを遵守することで、素晴らしい釣り場を「共有」させてもらっているという誇りを持っています。

2025年 上瀬・高浜エリアの最新ニュースとトピックス

2025年、高浜町では漁港を舞台にした伝統と革新のニュースが話題です。

  • 【2025年6月】高浜七年祭開催: 6月15日から21日まで、町を挙げての式年大祭「高浜七年祭」が開催。勇壮な神輿が海に入る「足洗い」の儀式に、上瀬からも多くの若者が参加し、地域の絆を再確認しました。
  • 【最新】2025年秋 アコウ豊作: 例年にない水温の安定により、30cmオーバーのアコウの個体数が安定。キャッチ&リリースの推奨により、良型資源が守られている好例として話題になっています。
  • 【2026年予測】新春「水中綱引き」への期待: 内浦湾に臨む五色山公園付近で行われる伝統行事。2026年も大漁と安全を祈願する人々の活気で、上瀬周辺が賑わうことが予測されています。

施設情報と「UMIKARA」のマーケットグルメ

上瀬釣行を彩る、2025年最新のグルメスポットをご紹介します。

  • UMIKARA(うみから): 上瀬から車ですぐの距離にある、福井最大級の水産複合施設。2025年4月にリニューアル。一番人気の「若狭真鯛の漬け丼」や「若狭灰干しシリーズ」の干物は、釣行のお土産に欠かせません。
  • うみから食堂: テラス席から若狭湾を一望できる食堂。冬限定の「カキ定食」や、脂の乗った「吟醸トロさば焼」は、釣りの後の空腹を最高に満たしてくれます。
  • レストラン源治: 地元の「浜焼きサバ」が楽しめる名店。郷土料理「だんなし御膳」は、若狭の歴史を味わう最高の贅沢です。

安全ルール:正面崎での「命を守る」行動

穏やかな海に油断せず、以下の安全ルールを遵守しましょう。

  • 即時避難の徹底: 地震を感じたら、即座に「旧大山会館」や「吉浜交流館」といった指定の高台避難所へ向かってください。1983年の教訓を忘れないことが、上瀬での釣行の絶対条件です。
  • 22時ルールの遵守: 深夜の釣りは厳禁です。門限を守り、静寂な漁村の夜を乱さないよう注意してください。
  • ライフジャケット必須: 大波止の外側は高低差があり、万が一の落水は非常に危険です。2026年も無事故での釣行を目指し、フローティングベストを必ず着用しましょう。

上瀬の美しい静寂を守るアングラーの心得

正面崎が守ってきたこの穏やかな海を未来へ残すため、以下のマナーを守りましょう。

  • ゴミゼロ運動の徹底: 上瀬は清掃協力金によって美しさが維持されています。パッケージの切れ端や針一本、一切残さない精神を持ちましょう。
  • ウミケムシ・蚊への対策: 上瀬の海中にはウミケムシが多く、夏から秋は蚊も多いため、適切な装備(厚手のグローブや虫除け)を準備しましょう。
  • 地元漁師さんとの共生: 港は生活の場です。作業の邪魔にならないよう配慮し、挨拶を欠かさない「上瀬マナー」を確立しましょう。
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