横磯漁港

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青森県深浦町の海岸線、国道101号線と五能線が並走する風光明媚なエリアに位置する「横磯(よこいそ)漁港」。ここは、日本海の荒波が作り出した複雑な岩礁帯と砂浜が交互に現れるテクニカルなフィールドであり、古くからタナゴ釣りやメバル釣りの名所として親しまれてきました。しかし、この港の歴史を語る上で避けて通れないのが、1983年の日本海中部地震による津波の記憶。自然の恩恵と脅威が表裏一体であることを教えてくれるこの場所は、2025年現在、最新のショアジギングでブリやマダイが舞い踊る「復活の海」として多くのアングラーを魅了しています。磯の香りと歴史の重みが交差する、横磯の真髄を徹底レポートします。

横磯漁港の基本スペック・施設情報

横磯漁港は、青森県が管理する第1種漁港です [2, 3]。深浦町の中心部からほど近く、国道からのアクセスも非常に良好なため、休日は地元のベテランから遠征組のアングラーまで幅広く賑わいます。港内はこぢんまりとしていますが、外海へ向かって突き出した防波堤と、その周囲に広がる広大な磯場がターゲットの宝庫となっています。

漁港名 横磯漁港(よこいそぎょこう)
漁港種類 第1種漁港(管理者:青森県) [2, 4]
所在地 青森県西津軽郡深浦町大字横磯地内 [2]
主なターゲット タナゴ、クロダイ、マダイ、メバル、アジ、ブリ、サワラ、アイナメ
駐車場 あり(漁港周辺の空きスペースに駐車可能。作業優先でお願いします)
トイレ なし(近隣の深浦町中心部やコンビニを利用推奨)
アクセス JR五能線「横磯駅」より徒歩約5分。国道101号線沿い。

地形と潮回り:砂地と根が交錯する「カメレオン・フィールド」

横磯漁港周辺の最大の特徴は、海底の「多様性」にあります。港の北側には広大な砂浜が広がり、南側には「横磯海岸」と呼ばれる険しい岩礁帯が突き出しています。港内および堤防付近の海底も、砂地の中に大小の根が点在しており、これがシロギスやカレイなどの砂地の魚と、アイナメやソイなどの根魚を同時に呼び寄せる要因となっています 。

2025年の最新データによれば、このエリアは対馬暖流の分流が岸近くまで入り込みやすく、特に南寄りの風が吹く際には堤防先端付近で適度な波立ちが発生し、シーバスやマダイの警戒心を下げる絶好のコンディションとなります [5, 6]。水深は3〜5m前後と比較的浅めですが、沖合の深場からの駆け上がりが急峻なため、大型魚が接岸しやすい構造を持っています [7]。

横磯漁港・詳細ポイント攻略ガイド:2025年最新版

① 外防波堤先端(マダイ&ショアジギング)

横磯のメインポイント。2025年12月には、ここで40gのメタルジグを遠投したアングラーが、50cm級のマダイを仕留めています。朝マズメにはサワラやイナダ(ワラサ)の回遊も頻繁に見られ、シルバー系のジグに好反応を示しています 。足元には基礎ブロックが入っており、回収間際の根掛かりには注意が必要です。

② 駐車場下・磯場エリア(タナゴ&クロダイ)

古くから「横磯といえばタナゴ」と言われるほどの実績ポイント。2025年も春先からウキフカセ釣りで良型のウミタナゴが爆釣しています 。秋口にはクロダイの魚影も濃くなり、ネバリのある練りエサを用いた沈め探り釣りが効果的です。1983年の震災時、ここから九死に一生を得たアングラーの証言が残る歴史的な場所でもあります 。

③ 港内船溜まり(ライトゲーム&アジング)

夜間の常夜灯周りは、アジやメバルの格好のポイント。2025年冬の動向では、1g以下の軽量ジグヘッドを用いたアジングで、20cm前後の数釣りが報告されています。足場が良いため、初心者が初めての1匹を手にするには最適なエリアです。

歴史の記憶:1983年日本海中部地震と「逃げた釣り人」

横磯漁港の歴史において、1983年(昭和58年)5月26日は決して忘れられない日です。

津波の教訓と生存のドラマ

あの日、横磯海岸は絶好の釣り日和で、多くの釣り人が竿を出していました。地震発生直後、海が大きく引き、海底の岩が露出した際、「ワカメが採れる」と海に近寄ろうとする者もいたと言います 。しかし、最年長者の「これは津波の前兆だ!」という叫びにより、釣り人たちは道具を捨てて150mの険しい磯を駆け上がり、間一髪で津波から逃れました 。この「道具より命」という教訓は、今も現地の釣り人の間で語り継がれています。

「横磯」という地名の由来

地名の由来は、文字通り「横に長く広がる美しい磯」から。江戸時代の北前船航路においても、深浦港に入る手前の目印として重要な地形でした。現在は五能線の車窓からもその美しい景観を楽しむことができ、鉄道ファンにも愛されるスポットとなっています。

2025年 横磯漁港の最新ニュースとトピックス

2025年、横磯周辺では地域を挙げての賑わいが続いています。

  • 【2025年8月】深浦町海上花火大会: 8月12日に開催。横磯漁港からも、深浦港から打ち上がる「津軽屈指の大玉連弾」が鮮明に見え、夜釣りと共に花火を楽しむアングラーで賑わいました 。
  • 【最新】12月のマダイ好調: 例年より海水温が高めに推移した影響で、12月末までマダイの接岸が続きました。ルアーでの60cmオーバーも記録されています 。
  • 【2025年11月】ビッグイエロー: 近隣の北金ヶ沢で行われた日本一の大イチョウライトアップ。釣行帰りに立ち寄るアングラーが、その黄金の輝きに癒されました 。

周辺施設と「地魚料理」の絶品ランチ

横磯での釣行を終えたら、車で5分ほどの深浦中心部へ向かいましょう。

  • 食事処 広〆(ひろしめ): 漁師さんからも信頼される目利きの名店。名物「深浦マグロステーキ丼」は、3種の小丼で天然本マグロを楽しめる絶品です 。
  • 地魚屋食堂 ぎょりん: 和洋折衷の創作料理が人気。地元のメバルやアジを使った「おまかせ定食」は、ボリューム満点でコスパ最高です 。
  • あづま食堂: 昔ながらの落ち着く食堂。釣りの合間のクイックな昼食には、地元の素材を活かしたラーメンや丼ものがおすすめです 。

安全設備とルール:命を守る「即避難」の精神

横磯漁港を安全に楽しむために、以下のルールを厳格に守りましょう。

  • 強い揺れ=即避難: 震災の教訓通り、少しでも揺れを感じたら道具を置いて、すぐ裏手の国道101号線より高い場所へ避難してください 。
  • ライフジャケットの徹底: 磯場は濡れていると非常に滑りやすく、特にテトラ帯は危険です。必ず股紐付きのライフジャケットを着用しましょう [8, 9]。
  • 採捕規制の遵守: サケ・マスの採捕は2025年も厳禁です。地域のルールを守ることが、釣り場を守ることに繋がります 。

横磯漁港を愛するアングラーの心得

美しい横磯の景観を次世代に繋ぐため、以下のマナーをお願いします。

  • ゴミの完全回収: 釣り糸や仕掛けのパッケージは必ず持ち帰りましょう。横磯の美しい砂浜を汚さない美徳を。
  • 漁師さんへの挨拶: 港は仕事場です。笑顔で挨拶を交わし、作業の邪魔にならない場所を選んでください。
  • 駐車マナー: 住宅地や漁具干場への無断駐車は厳禁。ルールを守って「横磯ファン」を増やしましょう。
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