福井県敦賀市鞠山、敦賀湾の東側に位置し、大型フェリーが発着する国際港の傍らに広がる「敦賀新港(鞠山海遊パーク)」。ここは、長らく実施されていた大規模な護岸リフレッシュ工事が2026年初頭に完遂され、安全性と利便性が飛躍的に向上した「新生・ショアジギングの聖地」です。足元から水深が10m以上あり、対馬暖流が運び込むベイトを追ってメーター級のブリやサワラが堤防際まで接岸する、北陸屈指のハイポテンシャル・フィールド。明治期の難工事を物語る「鉄路のキセキ」の記憶から、2026年最新のサゴシ攻略タクティクス、そして1983年の教訓を刻む高度な防災体制まで。敦賀新港の全てを、圧倒的な情報量で解き明かします。
敦賀新港の基本スペック・施設情報
敦賀新港(鞠山海遊パーク)は、敦賀市が管理する第1種漁港および親水公園施設です。2023年から2025年度にかけて実施された護岸改修により、安全柵の強化や路面の整備が完了し、2026年現在はファミリーからベテランまで安心して釣りを楽しめる環境が整っています。隣接するフェリーターミナルからは北海道への大型便が出ており、旅情あふれる景観の中で竿を出せるのが魅力です。
| 漁港名 | 敦賀新港(つるがしんこう / 鞠山海遊パーク) |
|---|---|
| 漁港種類 | 第1種漁港(管理者:敦賀市) |
| 所在地 | 福井県敦賀市鞠山95 |
| 主なターゲット | サワラ(サゴシ)、ハマチ、ブリ、アジ、アオリイカ、サヨリ、キジハタ(アコウ)、マダイ |
| 駐車場 | あり(約65台+予備20台。無料・夜間開放) [1] |
| トイレ | あり(駐車場付近に完備。非常に清潔に維持されています) |
| アクセス | 北陸自動車道「敦賀IC」より車で約7分。JR敦賀駅よりタクシーで約12分。 |
地形と潮回り:水深15mを射程に収める「対馬暖流の回廊」
敦賀新港の最大の特徴は、堤防からわずか数メートルのキャスト距離で水深が10m〜15mに達する、ダイナミックな「急深(ドロップオフ)」地形にあります。海底は砂地をベースに、リフレッシュ工事によって整えられた基礎石が豊富な隠れ家を形成。この地形が対馬暖流の分流を強く呼び込み、プランクトンを追うカタクチイワシやアジの巨大な群れ(ベイトボール)を滞留させる「一級の狩り場」となっています。
2026年1月の最新観測によれば、付近の海況は例年よりもベイトの接岸が長期化しており、サゴシやハマチの活性が極めて高い状態です。2026年後半に向けては、海水温の変化に伴い、従来は少なかった南方系の「オオモンハタ」などの生息域が拡大すると予測されており、20g〜40gのブレードジグを用いたボトム攻略が、新しいトレンドとなるでしょう。
敦賀新港・詳細ポイント攻略ガイド:2026年最新版
① 鞠山北魚釣り護岸・フェンス際(サゴシ&青物)
敦賀新港で最も人気があり、一発大物の期待値が最も高いメインステージです。2026年1月のレポートでは、朝まずめに「ダイワ サムライジグR サゴシUVメッキオレンジ」をフルキャストしたアングラーが、60cmオーバーのサゴシを連発させています 。足元から水深があるため、着底後から中層までを「ジャカジャカ巻き」で誘うのが2026年の鉄板メソッド。周囲に鳥山が見えたらチャンス確定です。
② 東側テトラ帯・先端付近(ロックフィッシュ&アオリイカ)
根魚好きには堪らない、全長100mほどのテトラ帯です 。2025年8月の調査では、「根魚玉」に「バグアンツ 3インチ」を合わせたフリーリグで、30cmオーバーのキジハタ(アコウ)が複数キャッチされています。秋にはエギングのポイントとしても一級品で、「エギ王K 3.5号(軍艦グリーン)」を用いたディープ攻略で、胴長25cm超の良型実績が相次いでいます。足場が悪いため、ファミリーには不向きですが、熟練者には外せないポイントです。
③ 駐車場前・中央護岸(アジング&ファミリー)
足場が完璧に整備されており、夜間の常夜灯が効くエリアです。2026年最新のアジング・レポートでは、1.0gの「アジスタ!」に「月下美人 アジングビーム」を組み合わせたドリフト釣法が、25cm級の良型アジを連発させています [2]。冬場には35cmクラスの「サンマ級」サヨリが回遊し、専用のサヨリ仕掛けを用いた表層引きで数釣りが楽しめます。フェンスがあるため、小さなお子様連れでも安心です。
鉄路のキセキと柳ケ瀬トンネル|明治の夢が紡いだ国際港
敦賀新港の周辺には、日本の近代化を支えた鉄道と港の壮大な歴史が刻まれています。
1884年「柳ケ瀬トンネル」の衝撃
明治17年(1884年)、長浜と敦賀を結ぶために建設された柳ケ瀬トンネルは、当時日本最長のトンネルであり、日本人技術者のみで成し遂げられた金字塔でした [3, 4]。この開通により、敦賀は日本海と畿内を直結させる物流の心臓部となりました。港の背後にそびえる峠を越えるための「12のトンネル群」は現在、日本遺産「海を越えた鉄道 〜世界へつながる 鉄路のキセキ〜」として認定されており、釣行の合間に訪れる歴史スポットとして人気を集めています [4, 5]。
「欧亜国際連絡列車」の記憶
明治45年(1912年)、新橋(東京)から敦賀港を結ぶ列車が運行を開始しました。この列車はウラジオストクへの定期船と接続し、1枚の切符でパリやベルリンまで旅することができたのです [3, 6]。当時の敦賀は、まさに「世界の玄関口」。港に立つと、かつて国際列車が吐き出した蒸気の白煙と、世界へ向かった旅人たちの高揚感が、潮風に乗って聞こえてくるようです。
2025-2026年 敦賀新港の最新ニュースとトピックス
2025年から2026年にかけて、敦賀市では北陸新幹線延伸に伴う新しい文化の波が届いています。
- 【2025年11月】敦賀港イルミネーション「ミライエ2025」開催: 11月3日から点灯開始 。新港からもほど近い金ヶ崎エリアが数十万個のLEDで彩られ、夜の釣行帰りに立ち寄る観光客やアングラーで賑わいました 。
- 【最新】護岸リフレッシュ工事完了: 2026年1月、長らく立ち入り禁止だった「鞠山海遊パーク」の工事が完了し、全面開放されました 。最新の安全柵が設置され、これまで以上に快適な釣りが可能になっています。
- 【話題】「千歳くんはラムネ瓶のなか」アニメ化決定: 2025年アニメ化が決定した福井を舞台とするライトノベル 。作品に登場する敦賀の風景を巡る「聖地巡礼」客が増加しており、釣り場周辺の活気にも繋がっています。
施設情報と「敦賀の至宝」絶品マーケットグルメ
敦賀新港での釣行をより豊かにする、周辺の「極上の味」をチェックしましょう。
- どんと屋: 敦賀水産卸売市場の向かいに位置する海鮮丼の名店。一番人気の「どんと丼(1,890円)」は、旬の魚介にエビ天、うなぎまで載った贅沢の極み 。10時から15時までの営業のため、朝まずめ後のランチに最適です。
- 池田屋ごんちゃん(屋台): 敦賀市本町に夜な夜な現れる伝説の屋台ラーメン。2026年も金・土の深夜、行列ができるほどの人気を誇ります。鶏ガラと豚骨の濃厚醤油スープは、冷えた身体に染み渡ります 。
- 敦賀さざなみリゾート ちょうべい: 敦賀湾を一望できる絶景宿。冬の目玉は「越前がにフルコース」。炭火で焼き上げるカニの香ばしさは、釣りの後の最高のご褒美です 。
安全設備とルール:1983年日本海中部地震の教訓を刻む
敦賀新港は強固な堤防を備えていますが、過去の教訓を風化させてはいけません。
- 強い揺れを感じたら即避難: 1983年の日本海中部地震では、日本海全域で甚大な津波被害が発生しました [7, 8]。地震の際は堤防を過信せず、即座に「プラザ萬象(海抜4.5m)」などの高台へ避難してください 。
- 防波堤・柵外への立ち入り禁止: 新港の西側防波堤は高波の這い上がりが激しく、転落の危険があるため立ち入り禁止となっています [9, 10]。開放されているエリアを厳守しましょう。
- 投げ釣り時の周囲確認: 2026年の利用ルールでは、他人への危険を及ぼさないよう「投げ釣り」時の後方確認が徹底されています 。
